ここ数年の夏の装いは、いかにして涼しく過ごすかをテーマにおいているせいもあって、
「最終的にはアロハシャツなんじゃない?」という答えに辿り着きました。

ハワイでは、ビジネスウェアとして市民権を得ているとは言え、いきなりアロハシャツ姿で出勤したら、涼しいどころか冷ややかな視線に氷付くことでしょう。

そこで、仕立て屋としての最適解を求めて、色々な資料を漁り、一つの結論を出しました。

“オープンカラーシャツ”です。

オープンカラーシャツなどと気取って言っておりますが、いわゆる開襟シャツです。
中学校、高校の時に、やんちゃな友達が着ていた、あれです。

当時、開襟シャツを着ていた友達は、兄貴からのおさがりだと言っていましたが、なんか大人っぽくって結構憧れてましたね。
まぁ、そのあとに先生に呼び出されていましたけど、何がいけなかったのか未だに不思議です。

さて、この歳になって、ようやく僕もやんちゃな仲間入りです。

実は、この開襟シャツの歴史を紐解いてみると、意外なことが分かってきました。

1930年(昭和5年)には百貨店で販売されていたということで、なんと純国産のデザインとなっているようです。
戦前の昭和の香が色濃い時代には、こぞってビジネスマンはジャケットの下に、この開襟シャツを着て快適に日本の夏を過ごしていたのではないでしょうか。

確かに、モノクロの写真や映像の中では、シャツの衿をジャケットの上に出して、やんちゃな着こなしをしているのがありますよね。
実際には、台衿の付いていない開襟シャツでは、ジャケットに直接肌が付いてしまい汚れが目立ってしまうことから、シャツの衿をジャケットの上に出して着るスタイルが定着していったようです。

同じ頃、ハワイでは古びた着物を仕立て直して作った初期のアロハシャツがお目見えしていますので、案外アロハシャツのルーツも一緒なのかもしれませんね。

開襟シャツは、大きく開いた襟元とたっぷり取った袖から風を取り込むことによって、涼しく装えるのと、いつものビジネスシャツよりもゆったりのシルエットにすることで、肌にまとわりつくベタつき感がないので快適に装えるのがポイント。

正に、日本の夏にはピッタリ!

ポロシャツスタイルのビジネスウェアも人気がありますが、あれって、結構地厚で熱が籠るんですよね。

高温多湿で、すっかり気候が変わってしまった日本には、快適に装える開襟シャツがこれからの新定番としておススメです。

おっと、ビジネスウェアとして取り入れる場合は、あくまでもシャツの裾をしっかりとパンツの中に入れておくことを強くお勧め致します!
やんちゃも過ぎると、職員室に呼び出しされちゃいますからね。

吉祥寺の仕立て屋 オーダースーツのFOUR BUTTONS(フォーボタンズ)
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